脊振の森から

九州は脊振山の脊振村から、里山の暮らしを伝えます。

隼人瓜の収穫

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春に植え付けた、隼人瓜の収穫です。山では、バジルが発芽するくらいの気温で、隼人瓜も芽を出しました(相方談)。秋になって、お日様が短くなると次々に華を咲かせ、実が実ってきます。

 この子は、僕の「ほったら農法」には相性抜群です。耕しもしない樹の根元を畑だと言い張り、肥料も、面倒なのでなしっ、勝手に樹を這い上がり、立派に実りを迎えます。この、木登り「ほったら農法」は、実は一つの畑を「地面」と「中間空間」と「樹空間」の3つに増やして使うという、パーマカルチャーのアマゾン農法に繋がる所もあります(笑)。図はここをクリックで大きくなります。

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ちなみに隣の樹は、ゴーヤの樹です。

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この日の収穫は、50個ほどで終了。でもまだ50個以上は実ってますし、まだまだ華もつけています。でも霜注意報が出ているので、今年の収穫はこのあたりが限界なのかもしれません。ちなみに隼人瓜は一つ植えるだけで50-100個ほど収穫できます。肥料でもやろうもんなら、きっと200個は実って、瓜地獄の食卓が続くでしょう…要注意。

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と、言う訳で、我家では毎食、隼人瓜がなにがしかに姿を変えて出没しています。左は今朝の朝ご飯。隼人瓜は、みそ汁の具と塩麹揉みに。煮物にすると、全く食感が違います。真ん中は、ぼちぼち立ってきた椎茸と一緒に炒め物。2,3日前に締めた地鶏くんのソテーと一緒にいただきます。右は生ゴミ畑から出現したカボチャと一緒に炒め煮。

 ネパール人のクマールさんも言っていましたが、豚肉との相性抜群とのこと。あぁ、早く猪、仕留めたいものです。

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 隼人瓜は、実丸ごとを翌年用に保存します。新聞紙にくるんで、土間の隅っこに、凍らないように、獣に喰われないように保存。来年も楽しみがやってきます。あと、コンポートにしたらまるで「ラ・フランス」になるんじゃないかなぁ、と言う訳で、後でやってみます。これも楽しみです。

 ほったら農法を陰で支える相方さんに感謝です。