脊振の森から

九州は脊振山の脊振村から、里山の暮らしを伝えます。

百姓の底力

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 猪の箱罠を追加で2個、作る事に。4,5人の有志が集まって日曜日に作業開始です。その時、改めて感じたのが都会との違い。

 必要だと思われる器具、まずは発電機、鉄筋カッター、グラインダー、そして溶接機。それら総てが、リースではなく、各家庭からの持ち寄りです。溶接だって、総てが素人の手作業。今回集まったメンバーにプロは一人もいません。

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 それぞれが勝手に作業開始。それでいて、まぁ見事な連携プレーで作業はちゃくちゃくと進みます。田舎に暮らすとは、それぞれが生きるすべを身につけることなんでしょうね。百姓、とはよく言ったものです。

 定年退職したら田舎暮らしを始めたい…よく聞く言葉ですが、田舎、特に山で暮らしたいと思うならば、体が動くうちに移住するもんです。やる事は山のようにあります、家のリフォーム、山の手入れ、畑の開墾、etcetc。最も大切なのは村にとけ込む事。それら総ては、体力あっての事ですから。

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 ちゃっちゃっと作業。そして今夜はシシ鍋を美味しくいただきまぁす。追伸…シシ肉は塩を溶かした酒に漬けると、血はきれいに抜けて、さっぱり美味しくいただけます。